特集・コラム

バンド・サウンド向上委員会 episode 2(2ページ目)

ボーカルがよく聴こえるセッティング
〜「抜けの良い音を作ろう」の巻〜

ボーカルがよく聴こえるセッティング

〜「抜けの良い音を作ろう」の巻〜

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chapter 2
マイクの音をどこまで大きくできるか

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「バンドは歌が主役」はわかりました。では、どうするか。「そこで大切なのがボーカルのマイクです」と紅谷さん。

「ボーカルのマイクの音がバッチリ決まっているPAだったら、それでもう80点はクリアです。でも、ドラムやアンプを使う楽器に対して、マイクはどうしても小さくなりがち。ミキサーで音量を上げることはできても、上げすぎるとハウリングが起こったりします。そうならないように、“マイクの音量を最大まで上げてみよう”というのが本日のテーマです」

HINT!
ハウリングとは

マイクをつないだミキサーの音量を上げたとき、「キーン」「ウワーン」という耳に痛い音が鳴ってしまったことってありませんか? あれがハウリングです。

「ハウる」と言ったりもします。原因を簡単に説明すると「スピーカーの音をマイクが拾ってループ状態になるから」なんです。

ギターのフィードバック奏法と仕組みは同じ、といえばギタリストの方にはわかるかもしれませんね。ですから、ハウリングを避けるには「スピーカーにマイクを向けない」こと、そして「スピーカーやマイクの音量を適切に設定」すること、この2点が大切です。

chapter 3
演奏を聴いてみましょう

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テーマが発表されたところで、いよいよ本番です。今回は4人編成のバンド、「Aglet(アグレット)」の皆さんに演奏していただくことになりました。

メンバーがそれぞれ立ち位置についたところで、PA担当の部員の方がドラム、ベース、ギター、ボーカルにそれぞれ音や声を出してもらいながらミキサーを調節。この段階では紅谷さんはいっさい手を出しません。

そして、準備が整ったところで演奏開始。ギターの音量は適切にコントロールされていて、ボーカルの音量もしっかりありました。現状でも決して悪くはない印象。ところが……。

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band_beniya.jpg【バンド・サウンド向上委員会 委員長】
紅谷亮次さん

ソウルでポップなバンド、Wabi_Sabiのベーシスト/DJをメインに活躍される一方で、レコーディング、ミックス、そしてPAまで手がけるエンジニアとしてもマルチに活動中。Glenn Music(グレンミュージック)代表。

Wabi_Sabi:http://wabisabi.dip.jp/
Glenn Music:http://www.glennmusic.jp.net/

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