特集・コラム

バンド・サウンド向上委員会 episode 2(6ページ目)

ボーカルがよく聴こえるセッティング
〜「抜けの良い音を作ろう」の巻〜

ボーカルがよく聴こえるセッティング

〜「抜けの良い音を作ろう」の巻〜

前のページへ

(6ページ目)

chapter 9
質問タイム

最後に部員の皆さんから、質問をいただきました。

Q:普段は4畳半くらいの部室で練習しているのですが、音がグシャっとなってしまいます。どうしたらいいですか?

紅谷:狭いところでも、広いところでも、PA機材の設定方法は同じです。前号で紹介したことや、今回解説したことと全く同じことを部室でもやってみてください。

Q:体育館でライブを行うときに音がモワモワして歌が聴こえづらいです。対策方法はありますか?

紅谷:これもやはり「同じことをする」ということですね。普段からリファレンス曲を聴き込んで、「どこの音がどのように聴こえれば良い音にできるのか」を把握しましょう。ただ、今回のようにサブウーファーまで含めたセッティングを行うには、ある程度の時間が必要です。午前中から作業を開始して、ライブのスタートは夕方からとか、それくらい余裕を持てるといいですね。

Q:PAの方がミキサーにヘッドフォンを挿して調節しているのを見たことがあるんですけど、ヘッドフォンでもいいのでしょうか?

紅谷:ヘッドフォンを使うのは、音を出せない時間のときや、特定の楽器を細かくチェックしたいときなどです。PAはスピーカーの音を作ることが目的なので、基本はスピーカーで鳴らしながら作ったほうがいいですね。

Q:イコライザーを調節する順番を教えてください。

紅谷:これはエンジニアの方にもよるのですが、私の場合はハイで高音がきちんと出ている音を作って、ほかを調整していくことが多いです。

最後に部長の森若誠也さんに今日の感想を伺ってみました。

「ミキサーの使い方やPAのシステムのことは先輩方に教わっていたんですけど、“なぜそれをやるのか”ということまでは理解していませんでした。でも、今日は細かいところまで解説していただいて、イコライザーのどこを上げれば、どういうふうに音が変わるのかといったことがわかってすごくよかったです」

keion_v2_band_12.jpg

いかがだったでしょうか? 誌面だけではお伝えしきれていないこともたくさんありますので、興味のある軽音楽部の方は、ぜひ下の欄を参考に質問などをお寄せください! もしかしたら、紅谷さんが直接教えに来てくれるかもしれませんよ。それでは、次号もお楽しみに!

皆さんのギモンにお答えします!

全国の “音に悩んでいる” 軽音楽部の顧問の先生方 に朗報です!

バンド・サウンド向上委員会が音に関するお悩みを解決いたします!

PAシステムだけに限らず、歌や楽器など“音”に関することなら何でも構いません。

お悩みの内容と使用している機材やPAシステムについて詳しく教えてください。できるだけ具体的なアドバイスをご提案いたします(内容によっては紅谷委員長が皆さんの学校に来るかも?)。どしどしご応募ください。

送り先はこちらです(E-mailでお願いいたします)

keimaga@rittor-music.co.jp

[下記を明記の上お送りください]

  • 質問内容
  • 学校名/お名前/メール・アドレス/ご住所/お電話番号

※質問は必ず顧問の先生からお送りいただきますようお願いいたします。部員の皆さんは顧問の先生に相談してみてくださいね。

※諸事情によりお返事できないこともございます。あらかじめご了承ください。

前のページへ

(6ページ目)

band_beniya.jpg【バンド・サウンド向上委員会 委員長】
紅谷亮次さん

ソウルでポップなバンド、Wabi_Sabiのベーシスト/DJをメインに活躍される一方で、レコーディング、ミックス、そしてPAまで手がけるエンジニアとしてもマルチに活動中。Glenn Music(グレンミュージック)代表。

Wabi_Sabi:http://wabisabi.dip.jp/
Glenn Music:http://www.glennmusic.jp.net/

『軽音マガジン 2017 Vol.2』 トップ・ページへ