特集・コラム

バンド・サウンド向上委員会 episode 3(2ページ目)

歌が良くなると、バンドも良くなる!
~「バランスの取れたサウンドを目指せ!」の巻~

歌が良くなると、バンドも良くなる!

~「バランスの取れたサウンドを目指せ!」の巻~

前のページへ

(2ページ目)

chapter 2
メイン・スピーカーの高さに注目

「この多目的室、すごいですね~」と充実の環境に浮かれ気味の取材班でしたが、我らがバンド・サウンド向上委員会の委員長、紅谷さんは別のことに目を向けていました。それはメイン・スピーカーの高さです。

部員の方に伺ったところ、ライブは床に座って観覧することが多いそう。しかし、前述の通りメイン・スピーカーは机の上に置かれているので、これでは高すぎるのだそうです。

「スピーカーは丸いところからだけ音が出ていると思われがちですが、実はそうではないんです」 

 写真を見てください。スピーカーには丸い部分と四角い部分がありますね。このどちらも“スピーカー”なんです!

keion_v3_band_02.jpg

「丸いところからは中低音から低音の音が出ています。そして、四角い部分からはボーカルや楽器の高い音が出ているんです。この2つのスピーカーの音が手前から遠くまで、すべてのオーディエンスにまんべんなく届けられるような高さに調節するのが理想です」

 というわけで、メイン・スピーカーは高さ調節が可能なスタンドを使うのがベストとのこと。今回は高さ調節ができなかったので、部員の皆さんにはイスに座ってもらうことにしました。

keion_v3_band_03.jpg

chapter 3
演奏していただきましょう!

部員の皆さんと挨拶を済ませた後は、早速、バンド演奏を披露していただくことにしました。ご協力いただいたのは“Chups:) ”の皆さん。

keion_v3_band_04.jpg

ギター&ボーカル、ベース、ドラムの3ピースで、曲はONE OK ROCKの「欲望に満ちた青年団」。ミキサーの操作はPA担当の部員の方にお願いしました。

というわけで、演奏は無事終了。まずは紅谷さんからサウンドについてコメントをいただきました。

「とても聴きやすいバランスで演奏できているなと思いました。3ピースのバンドでありがちなのは、“ドラムが大きな音でたたく→自分の音が聴こえないのでギターもアンプの音量を上げる→ベースも聴こえなくなってアンプの音量を上げる→全体の音が大きすぎて歌が聴こえなくなる”という状態ですが、そういうこともなく、それぞれが適切な音量で演奏していたと思います。ドラムが若干小さめだったのと、ベースが若干大きめでしたが、声はよく聴こえていたと思います」

取材班も、全く同じ感想でした。とてもバランスが良いので、今回ばかりは特に調整の必要はないのではないかと思ってしまったのです。ところが……。

前のページへ

(2ページ目)

band_beniya.jpg【バンド・サウンド向上委員会 委員長】
紅谷亮次さん

ソウルでポップなバンド、Wabi_Sabiのベーシスト/DJをメインに活躍される一方で、レコーディング、ミックス、そしてPAまで手がけるエンジニアとしてもマルチに活動中。Glenn Music(グレンミュージック)代表。

Wabi_Sabi:http://wabisabi.dip.jp/
Glenn Music:http://www.glennmusic.jp.net/

『軽音マガジン 2017 Vol.3』 トップ・ページへ