特集・コラム

音色のことをもっと知って ワンランク上のキーボーディストに!

キーボードにはいろんな音色(オンショク)が入っているので、「選び方がわからない」「弾き方がわからなくて雰囲気を出せない」なんてお悩みも多いのでは? 

そこで今回、studiologic社numacompact 2(ヌマコンパクト ツー)というキーボードで「音色セミナー」を開催しました。

この楽器は“ステージ・ピアノ”と呼ばれていますが、実はピアノ音色だけではなくオルガンやシンセ、ギターなど、いろいろな音色が入っているんです。

参加していただいたのは、日本大学第一中学・高等学校 ギター部の皆さんです。

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日本大学第一中学・高等学校 ギター部の皆さん
キーボード担当は前列の4人。左から小林璃奈さん(中1)、北野充紀さん(高1)、海老原桃香さん(高1)、初鹿野優さん(高2)

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numacompact 2の販売元であるディリゲントの倉持貴圭さん(写真左)と山藤佳世さん(写真右)

まずはnumacompact 2をチェック

studiologic
numacompact 2
オープン・プライス(市場予想価格:65,000円前後)

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★ピアノと同じ88鍵盤!
ピアノ経験者にはうれしい弾き心地のよい鍵盤が特徴です。88鍵仕様なので「鍵盤が足りない!」ということもなく、どんな曲でも弾けちゃいます。

★音色は88種類
「多すぎて選べない!」ということのない選び抜かれた音色が、ピアノからシンセまで幅広くスタンバイ。

★スピーカー付き
いつでもどこでも音を出して練習できます。もちろん、ヘッドフォンでも演奏できますよ。

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★軽くて持ち運びがラク
女子でも1人で軽く持ち上げられます。ケースに入れての持ち運びもラクラク。

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セミナー・スタート!

ここからは講師の方の解説を文章でお届けしていきます。
部員の皆さんの感想も掲載しているので参考にしてください。

step 1 まずはピアノ音色から

まずはピアノ音色から紹介しましょう。この楽器には8種類のピアノ音色が入っています。グランドピアノやアップライトピアノ、ビンテージな音やロックっぽい音などを使い分けられて楽しいですよ。

音色の選び方は簡単。SOUND BANKSで「A-PIANO」を押してから、ダイヤルを回して音色を選べばOKです。

また鍵盤は、普通のシンセよりも弾き心地がピアノに近い、「セミウェイト・ピアノ型鍵盤」です。しかもイタリアの鍵盤メーカーが手がけていて、品質にこだわった作りになっています。

「私たちはみんなピアノを習っていたのですが、そういう人にとってピアノ鍵盤は弾きやすいと思います(海老原さん)」

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step 2 「Rhodx」って? エレピ音色をチェック

SOUND BANKSの「E-PIANO」ボタンでは8種類のエレピ音色を選べます。「エレピ」は「エレクトリック・ピアノ」の略で、ポップスではとてもよく使われます。
音色名を見ると「Rhodx」「Wurlix」とまるで暗号のようですが、実はこれ有名なエレピの製品名を表しています。それぞれ個性があるので、曲の雰囲気や好みに応じて選ぶとよいでしょう。普通のピアノ音色より軽めに弾いたりすると、エレピらしい軽やかさを出せますよ。

「ローズの音は“あ、聴いたことある”と思いました。エレピの上手な弾き方も研究したいです(初鹿野さん)」

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step 3 「ストリングス」をそれっぽく弾くには?

バイオリンなど弦楽器の音色を「ストリングス」と言います。これもキーボーディストが弾くことの多い定番音色で、「ORCHESTRA」ボタンを押すと、「Strings1」と「Strings2」の2種類を選べます。「1」はシンセっぽい音、「2」は弦の雰囲気が色濃いリアルなサウンドです。

本物っぽく聴かせたいなら「2」がオススメですね。この音色を「それっぽく」弾くには、伸ばすところは伸ばして切るところは切ること。メリハリが大事です。

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step 4 壮大さは「パッド」にお任せ

次は「パッド(PAD)」。これもキーボードの定番音色です。「フワァ〜」としたサウンドで、壮大な雰囲気がほしいときにピッタリ。和音を押さえるだけでそれっぽい雰囲気になります。「SYNTH」ボタンで「SynthPad」を選んでみてくださいね。

オリジナル曲でストリングス音色を使っても音の厚みを出せずに悩んでいたのですが、パッドなら壮大さや厚みが出せていいなと思いました(海老原さん)

step 5 「エフェクト」をかけてみよう

選んだ音色をひずませたり、エコーのように響かせたりする機能が「エフェクト」で、「FX1」「FX2」「REVERB」の3つを同時に使えます。

ギターがいないバンドではキーボードがギター・フレーズを弾いたりしますが、そんなときは「BASS/GUITAR」ボタンでギター音色の「El-Guitar」を選び、「FX1」でひずみ系の「Drive(ドライブ)」をかけてみるといいですよ。

ほかにも「Phaser(フェイザー)」や「Flanger(フランジャー)」など面白いエフェクトがたくさんあるので試してみてください。

今作っているオリジナル曲のサビの盛り上がるところで「Flanger」を使ってみたいです(北野さん)

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step 6 2つの音を重ねたり分けたりできます

「2つの音色を重ねる=レイヤー機能」と、「2つの音色を鍵盤の左と右で分けて使える=スプリット機能」は、1人で何役もこなすキーボーディストにとって超便利。ピアノとストリングスを重ねて厚みを出したり、右手でピアノ、左手でベースを弾いたりできますよ。

操作がシンプルなので、レイヤーやスプリットをオンにしたり、オフにするのも簡単にできました(海老原さん)

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こうしてセミナーは終了。部員の皆さんはキーボードの面白さを再発見してくれたようです。numacompact 2は簡単操作で持ち運びもラク。その上、本格的な鍵盤なので、ピアノ経験者にオススメ。楽器店で触ってみてくださいね。

【協力】
銀座十字屋ディリゲント

https://dirigent.jp/

お問い合わせ
TEL:03-6264-7820

『軽音マガジン 2017 Vol.3』 トップ・ページへ