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ドラム・セミナー: 叩けばわかる! ドラム・セットが変わると音楽はこんなに変わる!(2ページ目)

Ludwigドラム meets 横浜清陵高等学校

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実際に2台の音の違いをチェック!
皆さんの好みの音は、はたしてどちらか!?

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ドラムも「材」によって音が変わる!

この日、セミナーに参加してくれたのは軽音楽部の1~2年生12名。そのうちドラマーは4名です。ということは、他のパートの人数が多い──とみるや、講師の春日先生は「ギターやベースでも、メイプル指板とローズ指板では音が変わるでしょう? ボーカルでも体が大きな人と小柄な人では、声も違うよね? ドラムも同じなんです」 と説明。なるほど、わかりやすーい! 

「だから、ドラムも“ただそこにあるドラムを叩くだけ”だと、“曲に合わない”ということが起こります。ドラムが何で出来ているか、どういうチューニングにすればいいかを理解すると、曲をしっかり支えることができるんです」
そう言って、春日先生はまずメイプル材で作られたドラム・セット「EVOLUTION MAPLE」を、次にメイプルをコア材にしてオークで挟み込んだ「KEYSTONE X」のセットを叩きました。おおっ、音が違う!

「メイプル材のEVOLUTION MAPLEは一つ一つの音にしっかりとフォーカスした感じ、オークを使ったKEYSTONE Xは音圧があって、ローも出ているのがわかるかな?」部員の皆さんは、何となく音の違いは感じているようですが、まだ少し緊張もあってなかなか言葉にできない様子。それを察した春日先生は、2年生のドラマー、大泉勇人さんを指名! 実際に叩いてもらうことにしました。

「弱く→ 強く」一打ごとに魂を込めて叩く!

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大泉さんはまずEVOLUTION MAPLEで、続いてKEYSTONE Xで、見事な演奏を披露! 

それを聴いていた春日先生は「違いはわかったかな? もっと違いをわかりやすくするには、音に強弱をつけて、弱いところからだんだん強くしていくといいですよ。一打に魂を込めて叩いてみてください」とアドバイス。

それを受けた大泉さんの気持ちの込もったサウンドが響きました。その後も残りの3名のドラマーが次々に両ドラム・セットに挑戦してくれました。皆さんの感想を以下にまとめてありますので、参考にしてください。

EVOLUTION MAPLEとKEYSTONE Xを叩き比べてみた!

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大泉優人さんは当日参加してくれた、唯一の2年生男子ドラマー、大泉さん。セミナー中は真っ先に演奏を聞かせてくれました。「EVOLUTION MAPLEは“目に見えるんじゃないか”というくらい、はっきりした音、KEYSTONE Xは音に深みがあって、僕としてはこちらの方が好みです」

外山あかねさんは、勢いがあるドラム・プレイを披露してくれました。春日先生も「おおっ! 迷いがなくてかっこいいね!」と絶賛です。「どちらのドラムの音も良かったのですが、KEYSTONE Xは低音が出てよかったです。私は、特にフロアの感じはKEYSTONE Xが好きです」

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お父さんがドラマーという石田鼓音さん。1年生ながら2台のドラムの特性を即座に感じ取って表現してくれました。「EVOLUTION MAPLEは鋭い音が跳ね返ってくる感じがよかったですし、KEYSTONE Xは重心が低くて、音が“モアッ”と出てくる感じが心地よかったです」

ドラムを始めてセミナーの時点で2ヶ月という益子航さん。今回のセミナーで、しっかりとラディックの音を認識してくれたようです。「あまりドラムの経験がない僕が叩いても2台のドラムの音ははっきりと違いました。それと、学校のドラムともずいぶん音が違うんだなと思いました」」

立ち位置によって音は変わる?

「バンドの中では、いろいろな音が聴こえていると思います。ドラムは倍音がすごく出る楽器なので、倍音を出す/あえて出さないという叩き方によって周りの人には聴こえ方が全然違ってくるし、単純に他のプレイヤーが立っている位置によっても聴こえ方が違ってきます。それを皆さんに、ぜひ体験してもらいたいと思います」

春日先生の呼びかけで、部員は全員起立! 先生が一定のビートを叩き、それに合わせて全員がドラムの周りをぐるぐると歩き回りながら、音の聴こえ方を確認しました。すると、「音を聴きとりやすいのはドラムの後ろ」「実際に演奏するとしたら弾きやすいのは正面」など、いろいろな感想が部員の皆さんから聞かれました。

「ベースの人は、ドラムのハイハット側に立つのが好きな人もいれば、反対側が好きな人もいます。ドラムの何を聴きたいかによって立ち位置を変えているんですね。ベーシストに限らず、キーボードでもほんの少し座る位置を変えるだけで音の聴こえ方が変わりますから、ぜひ試してみてください」

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憧れのマイ・スネア購入のヒント!

セットの音の違いがわかった後は、スネアの音の違いをチェックしました。今回使用したのはメイプル&ポプラ・シェルのLLS354、スティール・シェルのLM400、アルミ合金・シェルのLM404K、スティール・シェルのLW5514SLの4種です。材質のみならず、ボルトの数やラグ(リムとヘッドを固定する金具)の違いも音に関係しているとわかり、参加者一同驚いていたようです。

「倍音を抑えたいときは、紙を1枚敷いて叩くだけでもずいぶん音が変わるので、そういったこともぜひ試してみてほしいですね」と春日先生。

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このようにドラム・セットやスネアによって音が違う一方で、春日先生によれば、実はラディック全体に共通する特徴もあるとのこと。

「ラディックは音が前にしっかりと出て、自分の周りでも心地よく鳴る特性があるようです。自分の周りだけで気持ちよく鳴るだけでは、他のバンド・メンバーやお客さんにベストな音を提供できません。そういう意味でラディックのドラムはバンドで使うための最適な特性を持っていると思います」

これは、ぜひ読者の皆さんにも経験していただきたいと思います。春日先生も「良い音で練習することは、とても大事です」と繰り返し強調されていました。

その後セミナーでは、アクセント移動などの基礎練習の仕方、人の演奏を見ることの大切さなどについても解説が行われました。こうして2時間にわたるセミナーが終了。最後に、部長の田中芙佳さん(2年/キーボード)にセミナーの感想を伺いました。

「ドラムも材質や叩き方で音が全然違うことや、立っている場所によって聴こえ方が違うんだということがよくわかりました。自分が演奏する時にも、聴きとりやすい立ち位置に注意したいと思います」

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音楽は楽しく演奏することが大切です。例えば、練習していて楽しくないなと感じたら、それは何かが間違っているということが多いのです。周りの人とも協力しあって、自分が楽しめる環境や、皆が楽しめる環境を作っていってください。ドラムの音を知ることが、そうした環境を作ることに役立てばうれしいです。今日は、お疲れさまでした!


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