人間の身体による表現は、人間の発育発達をうながし健全な心身をたもつために、そしてすこやかな人間関係や社会、よりゆたかな生活をきずくために重要な表現手段のひとつとして、現在さまざまな分野で注目をあつめています。今日では舞踊・音楽・スポーツといった既成の領域の枠をこえたパフォーマンスが急増し、芸術・表現行動の領域はめざましく多様化してきました。
こうした社会的背景をふまえて、舞踊や音楽を主軸に、人間の根源的な問題としてよりグローバルな視点から人間の表現行動を実証的に探求しようというねらいから、芸術・表現行動学科は全国の大学に例をみない学科として新たなスタートをきりました。入学時には舞踊教育学・音楽表現のどちらかを選択して受験し、2年前期にそれぞれの選択した専門コースに所属することになります。