音楽コースは、教養学科の一部門として芸術文化発信の一翼を担うと共に、音楽文化の発展に幅広く貢献できる人材を社会に送り出すことを 目的としています。このコースは、器楽(弦・管・打・ピアノ)声楽・作曲の三分野からなり、国立大学の中でもトップクラスの規模と実績を誇ります。ここでは、個々の分野における高度な専門性の追及と同時に、オーケストラをはじめとする多様なアンサンブルに対応する能力を身につけることも 重視します。このことは、単に音楽上の観点からだけではなく、社会人 としてのバランス感覚を養うことにも通じると考えます。卒業生の中には、オーケストラの団員や、旧特設音楽課程の伝統を踏まえて教壇に立つ者も多く、その活躍の場は関西を中心に全国的な広がりを見せています。