ホーム > コラム > あなたの街のスクール紹介!『RCCドラムスクール』
日本が誇る名ドラマー・猪俣猛さんが主宰する「RCCドラムスクール」。1976年の創設から実に30年以上の歴史を誇る、ドラムスクールのなかでも老舗中の老舗である同スクールは、首都圏・岡山・広島など約50ヶ所で教室を展開し、在籍する生徒数はおよそ1,600名(2009年10月現在)。その確立された指導方法は、子供から大人、初心者から経験者まで幅広く支持され、現在までに多数のドラマーを世に送り出してきました。
今回は、スクール創設時から猪俣猛さんを一番近くで支えてきた田中康弘さん(株式会社アール・シー・シー代表取締役)にお話をお伺いしてきました。スクール運営の傍ら、いまなお現役講師として教室でもバリバリ指導しており、講師の面々はもちろん、数えきれないほど多くの生徒さん達からも慕われている存在です。
●まずはスクール創設の経緯から教えて下さい。
田中:1968年から猪俣猛が始めた銀座ヤマハでのドラムスクールとヤマハネム音楽院での講師経験を元に、当時バークレー音楽院教授のアランドーソン教授から教育理念、方法等のお墨付きを貰い1976年にRCCドラムスクールを創設しました。当初は、各地のヤマハ特約店に講師を派遣する形で展開していたのですが、1983年に田端の本部教室をオープンしてから腰を据えての指導も可能になり、生徒・講師も増えていき、現在のようなカリキュラムやスタイルが確立していきました。
●現在、生徒さんは何名ほど在籍しているのですか?また、どんな方が多いのでしょう?
田中:現在、およそ約1,600名(!) の皆さんが在籍しています。年齢は、下は小学生から上は60歳代までと幅広く、中心層は中高生の15、6歳から20歳代になります。ちなみに、女性は約4割くらいと結構多いかもしれません。また、最近では主婦や中高年の方からのお問い合わせや入会が増えています。仕事帰りに通いたい方も多いせいか、レッスン時間が遅い(20時以降)クラスへの参加要望も増えています。
●レッスンの進め方について教えてください。
田中:生徒さんには、手より足の動き、あとバックビート(2・4拍め)の大切さを知ってもらいたいですね。また、なるべく練習台よりドラムセットを中心に、実践的な練習方法で進めていきます。RCCでは生徒さんの演奏レベルに応じて3段階のクラスに分けて開講しています。初等科では、楽器の名称や譜面の読み方からはじまり、ロックビートの基本及びフィルイン(4分、8分、16分音符及び休符)などを学び、中等科では、3連符系のリズムやスティックのコントロールを学びます。そして、高等科では、より実践的な演奏技術等、音楽を奏でる為に、さらに必要な事を学んでいきます。
●皆さんどのくらいの期間通っているのでしょう?
田中:本部教室を例にしますと、現在30年以上のかたが3名(!)、10年以上20年未満のかたが3名いらっしゃいますが、平均すると大体4~5年くらい通っていかれます。
●夏に開催されている研修会について教えてください
田中:1977年9月に、第1回目のRCC研修会を静岡県のヤマハつま恋でスタートし、今年(2009年夏)は40回目の記念研修会となりました(※)。参加資格は、中学生以上でウチの生徒であるかOBであること。朝から晩までドラム漬けになれますし、他教室の生徒さんや講師陣とも触れ合う事ができる貴重な機会ですので、希望者が多く毎年募集を開始したらすぐにいっぱいになっちゃうんですよ。(ちなみに来年2010年は8月27日(金)~29日(日)の2泊3日:山梨県西湖で開催します!)
※1985年までは春と夏の年2回開催していた
●発表会などのイベントは開催されているのでしょうか?
田中:教室を開講している各楽器店さんの主催している中で、ドラムアンサンブル(ドラムセット2~4台を使ったRCC独自の形式)やバンド演奏等が行われています。
●RCCドラムスクール出身で活躍しているドラマー(多いと思いますが…)を教えて下さい。
田中:RCC講師全員、江尻憲和、小山太郎、猪俣優子、阿部薫、熊丸久徳、中沢剛、五十嵐公太、長野祐亮、渡野辺マント、仙道さおり、Pスケ、哲之、ばる…他にもまだいそうな気がします(汗)
●最後に、入校を考えている読者の方々へ一言お願いします
田中:見学はいつでも大丈夫なので、まずは体験してみてください!(写真左が田中さん、右が猪俣猛さん)
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