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「音楽がとことん好きで、一生取り組んでいきたい。アンはそんな人に応えられる学校です」 by 水上 聖

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今回の講座のテーマであるペンタトニック・スケールは、アンのレッスンでも重要な役割を担っているそうですね。

「ペンタトニック・スケールは、初心者でもわかりやすいシンプルな構造を持っている一方で、意外と深みもあって、けっこう高いレベルの人でも利用価値を見いだせるんです。僕も実際のレッスンで、アドリブの素材としてまず生徒に取り組んでもらうのはペンタです。もちろん最初は弾けない人もいますが、最少限のポジショニングを指示することで、それをなぞるだけでも自分でフレーズを弾いている実感を持てます。逆に、ある程度弾ける人は「こんなの知ってるよ」というノリで臨むわけですが、知ってるポジションではバリバリ弾けるけど、違うポジションだと全然弾けなくなってしまう……そういう落とし穴が必ずあって、それを埋めていく作業をやっています。」

生徒さんのレベルを確認するという意味合いもありますか?

「そうですね。まず最初に『ペンタで弾いてください』と言って自由にやってみてもらうと、その人がどんなギター・スタイルが好きで、今までどんなものを弾いてきたかもだいたいわかります。」

レッスンを進めていく上では大事なことですね。

「あと、その生徒さんはどのくらい弾けるようになりたいのか、どうなりたいのかを知ることも大切です。中には明確じゃない人もいますが、習っているうちにだんだん見えてくるパターンもありますし、初めからプロを目指したいという指向性を持つ人もいます。でも全体的な傾向として、アンに来る人はしっかり腰を据えて通うという覚悟を持っている人が多いと思いますね。僕はここで教え始めて28年目になりますが、ここはどちらかというと私塾とか道場のような雰囲気の学校で、最初ははっきりした目標を持たない人も、アンで刺激を受けて徐々に目標を持つようになり、こういう方向で頑張ろうっていう気持ちになっていくケースが多いです。」

そういう生徒さんたちに向けて、学校として心がけていることは?

「ある特定のジャンルに特化した教え方はしない、ということですね。大学の教養課程と同じで、まず視野を広げる。不得意なジャンルがあまりないように、最初はなるべく幅広い対応力を身につけてもらうことを考えています。その上で、何かに特化したい人にはそれに応じた教え方をして、これが得意というしっかりした方向性と実力を持ったミュージシャンを目指してもらう。そのためのカリキュラムやノウハウは充実しているという自負もあります。」

例えばどのような?

「まず、レッスンの内容は生徒さん一人一人に合わせて少しずつ変えています。一応大筋となるカリキュラムはありますが、多かれ少なかれ同じ授業は決してありません。実技は基本的にマンツーマンなので、そういう自由度は高いんです。また、講師だけでなくスタッフのサポートも充実していまして、授業以外の普段の会話などを通して、生徒さんが目指す方向性を後押しすることも多いです。そういう環境を通して、「習う」という受け身の意識から抜け出してほしいと思いますし、事実そういう生徒さんが多く残っていますね。」

水上先生がアンで教えている28年の間に、音楽業界の状況もずいぶん変化したと思いますが、そこを目指す人を育てる方法も変わってきていますか?

「表面的な部分についてのアドバイスは変わっても、基本の部分ではまったく変わらない普遍的なものがあるということは自信を持って言えます。そしてアンに来る生徒さんも、心底音楽に愛情を持って、一生音楽をやっていきたいっていう人が多いんです。そういう意味では、僕もまだまだ道の途中だと思っています。これからどれだけ曲が書けるか、どれだけいろんなセッションができるか、どういうグレードの演奏までできるようになるか……。アンの先生にはそういう人が多くいらっしゃるので、その影響なのか、生徒さんたちも卒業生たちも、継続性を持って一生取り組んでいくっていう意識は強いと思いますね。」

音楽というのは一生ものだと。

「はい、そういうところに早く気づいてほしいです。もちろん厳しさもありますが、基本的には音楽って楽しむべきものだと思うので、楽しくない授業はやりたくない。「好きこそものの上手なれ」という諺があるように、音楽をとことん好きになってほしいんです。そして、アンはそういう人に応えられる学校なので、音楽の道を目指す人は迷わずここに来てほしいと思います。」

 

【スタッフが語る水上先生の魅力】
水上先生はギターだけでなく、実はベースやドラム、鍵盤、DTMもできるので、生徒さんの希望に合わせて幅広い視点のレッスンを行えるという強みがあります。教材もオリジナルのものを自分で作って用意してくださいますし、生徒さんに対する愛情も深い。実際、水上先生の授業を受けた生徒さんの満足度はとても高く、私たちとしても安心してお薦めできます。これを読んで興味を持った方は、ぜひ体験レッスンを受けてみてください。
水上 聖プロフィール
アンミュージックスクールのギター科を特待生で修了。在学中はジャズギタリストの鈴木康允氏に師事したほか、創立者である加古隆氏の作曲セミナーにも参加し、優秀な成績を修める。卒業後間もなくANの講師として招かれ、ロック、ジャズ、ポップスからクラシックまで、幅広い知識とテクニックで後進の指導を行っている。また、本講座の内容からもわかるように色彩学に関しても造詣が深く、自身の服装でもそれを実践していることから「ミスター・カラー」の異名を持つ。

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