特集・コラム

作曲&アレンジ編:曲の「構成」には「王道パターン」があります

バンドを組んだらすぐにオリジナルの曲作りに取り組む軽音楽部も多いと思います。

そこで、まず着目してもらいたいのが曲の「構成」です。

聴いてくれる人が自然に感情移入してくれて、一緒に盛り上がれるような曲を作るには、この 構成作りがとても大切 なんです。

『作曲家+編曲家+エンジニアが指南! プロの曲作りが分かる本』 で「構成」 について学んでみましょう。


(下の画像はクリックで拡大します)

keion_v1_comp01.jpg

 

(下の画像はクリックで拡大します)

keion_v1_comp02.jpg

 

(下の画像はクリックで拡大します)

keion_v1_comp03.jpg

 

(下の画像はクリックで拡大します)

keion_v1_comp04.jpg

 

(下の画像はクリックで拡大します)

keion_v1_comp05.jpg

HINT! バンドに置き換えて考えてみよう

この文章は、自由に楽器を組み合わせる想定で書かれているので、「自分のバンドではムリだなあ」と感じる部分もあるかもしれません。

そこで、「自分のバンドだったら、どんなことができるだろう?」と置き換えて考えてみてください。

「ここではドラムを抜く」とかはすぐに試せますよね。大切なのは、バンドの中で厚みの変化を付けることです。

ギターだったら、カッティングとアルペジオを弾きわけたり、ドラムだったらスネアを抜いてみたり、ベースだったら長い音だけのセクションと、細かいフレーズを入れるセクションを考えてみるなど、いろいろな可能性を探って試してみましょう。

 

(下の画像はクリックで拡大します)

 

keion_v1_comp06.jpg

HINT! 有名曲を分析してみるのも面白い

作曲を上達させるポイントのひとつに「コピー」があります。

「自分の好きな曲ではどんなコード進行が使われているのか?」「どんなフレーズでアレンジされているのか」などを分析することで、知識もテクニックもどんどん深いところまで掘り下げていけるのです。

でも、最初から音をコピーするのはちょっと難しいですよね。だったら、まずは「構成」をコピーしてみるのはどうでしょう?

上の図のように「どんな構成になっているのか」「どこのセクションでどんな演奏をしているのか」「厚みの変化はどうなっているのか?」などを紙に書き出してみるのです。

これをやってみるだけでも、プロがどういう曲作りをしているのかが見えてきますよ。


keion_v1_comp07.jpg
keion_v1_comp_H1.jpgこの本に教えてもらいました

『作曲家+編曲家+エンジニアが指南! プロの曲作りが分かる本』

■マニュアル・オブ・エラーズ 著/CD付き/定価(本体1,900円+税)

本書はパソコンを使って作曲/アレンジ/ミキシングなどを行っている人を対象に執筆された本です。でも、バンドでの曲作りにも参考になることがたくさん載っています。作曲やアレンジのノウハウが満載です。プロがどんなふうに曲を作っているのか知りたい人は、ぜひ中身をのぞいてみてください。

■詳細はコチラ:http://www.rittor-music.co.jp/books/10317326.html

特集 「はじめてバンドを組んだなら」

『軽音マガジン 2017 Vol.1』 トップ・ページへ